2025/08/20 14:50
現代に復活した「ド・ロさまそうめん」 再入荷しました。
明治12年(1879年)、長崎市出津の里に赴任したパリ外国宣教会のマルコ・マリー・ド・ロ神父は、当時の貧しい村人の暮らしに驚き、
村人の生活を向上させ自立する力を身につけさせようと故国フランス産の小麦粉を原料にし、独特の製法を考案して「ド・ロさまそうめん」は生まれました。
しかし、第二次世界大戦の混乱の中で、いつの間にか製造は途絶えてしまいました。
人々の記憶から消え去ろうとしていたところ、旧外海町の産業振興策の一環として「ド・ロさまそうめん」を復活させようとの話しがもち上りました。
昭和56年12月、ド・ロ神父(地元の人々は、今も敬愛の念を込めて「ド・ロさま」と呼んでいます)にゆかりの深い、出津修道院のシスターが当時見聞きしていたかすかな記憶を手がかりに、ド・ロさまそうめんの復活に取組み、幻のそうめんが出来上がりました。